本年度も第21回『いい歯大好き!!学校審査会』(主催・金沢市歯科医師会/後援・北國新聞社)を行い、金沢市内の小・中学校23校から1615人、1742点の応募を頂きました。
企画部門の最優秀校には、金沢市立野田中学校が選ばれました。
「歯のセルフケア(歯みがき)とう歯の早期治療を目指して」というテーマで、平成30年度から3年間「歯と口の健康」に取り組まれています。日常的に歯みがきなどのセルフケアを習慣化し、う歯の早期治療を行うことが出来る生徒を目指し、①う歯のでき方や治療状況が分かる掲示物の作成及び保健だよりの発行②全校生徒を対象にクラスごとに歯科保健指導を実施③う歯の未治療者を対象とした保健指導④保健委員会活動によるう歯予防に関する取り組みの4つの課題に取り組まれておりました。
特に生徒保健委員会活動では、歯みがきチェック、アンケート調査や歯に関する掲示物作成及び健康クイズ、歯の標語作成などを取り組みました。これらの歯科保健活動への取り組みにより、野田中学校は金沢市中学校の平均う歯未処置歯保有率より年々減少傾向にあることが評価されました。
標語部門では
額小3年 | 川岸 弥耶さん | 『今コロナ 手あらいうがい 歯みがきも』 |
花園小1年 | 清水 進次郎さん | 『はがぬけた おとなになった きぶんだな』 |
木曳野小6年 | 善田 航太さん | 『かんで出る だえきは守る 門番だ』 |
伏見台小5年 | 伊藤 希々花さん | 『歯みがきと プラス1(ワン)で フロスしよう』 |
犀川小6年 | 高橋 レモンさん | 『みがいたの? 聞かれる前に 自分から』 |
高岡中1年 | 前多 雄斗さん | 『ほら見えた マスク外せば きれいな歯』 |
野田中3年 | 松野 胡春さん | 『白い歯で 笑ってみれば よりキュート』 |
の標語・俳句が大賞に選ばれ、この他小学生26人・中学生 8人が優秀賞に選ばれました。
ミニテーマ部門「11/8いい歯の日の給食献立を考えてみよう!」では、犀桜小(3年)原 ありささん、大徳小(4年)杉山 優佳さん、鳴和中(2年)三井田 胡暦さんの給食献立が大賞に選ばれました。優秀賞に小学生4人・中学生6人が選ばれました。
研究部門では、戸板小6年 二口 憲紳さんの『フッ素入り歯みがき剤の力 酸の力』が大賞に選ばれました。優秀賞に小学生6人、努力賞に小学生2人が選ばれました。
努力部門では、優秀賞に小学生1名が選ばれました。先生方の知恵をしぼったアイデアと子供たちならではの柔軟な発想に感心させられました。
ミニテーマ部門のいい歯の日の給食献立では、色々工夫を凝らしたメニューに驚かされました。例えば五感を意識した献立や、噛む回数を意識した食材を活かした献立、歯はもちろんのこと栄養のバランスにも重点を置いた献立など、実現したい献立がたくさんありました。
特に研究部門ではフッ素やむし歯に関する研究が多く出品され、歯だけでなく口腔領域全体そして虫歯予防への意識の広がりも感じさせられました。
各部門の受賞校・受賞者は次のとおりです。
第21回 「いい歯大好き!!学校審査会」 審査結果(pdf)
表彰式は11月9日(月)金沢市立野田中学校で行われ、その模様と審査結果は11月10日(火)付の北國新聞に掲載されました。