本年度も第25回『いい歯大好き!!学校審査会』(主催:金沢市歯科医師会/後援:金沢市教育委員会・北国新聞社)が行われ、金沢市内の小・中学校40校から2066人、2282点の応募がありました。応募校数は、年々増加し前年度同数となりました。
【企画部門】
企画部門の最優秀校には、金沢市立長町中学校芳斎分校が選ばれました。
「歯みがきで主体的な学び・行動化・習慣化につなぐ」のテーマで、初受賞されました。
以前から日課に「歯みがきタイム」を設けて給食後の歯みがきを進めていたが課題も多くありました。例えば磨いていても正しく磨けていないまた実施生徒が一部のみという現状でした。そこで「食後の歯みがきの習慣化」「正しいブラッシングの習得」から見直すことにしました。年間を通して歯科指導を取り入れ、歯磨きをしていなかった生徒も歯みがきが習慣化するように取り組んでいます。給食後の歯みがきカレンダーを活用し、歯ブラシセットを持参して所定の手洗い場での給食後の歯磨きの実施及び意識向上が見られ前年度より確実に習慣化に繋がりました。また歯みがきカレンダーを通して生徒とのコミュニケーションも高まりました。また教職員以外に栄養教諭、歯科衛生士なども加わりチームとして行動化されています。
優秀校には、金沢市立三谷小学校、金沢市立野田中学校、金沢市立額中学校の3校、努力校に金沢市立鳴和中学校が受賞されました。
【標語部門】
標語部門では
●小学生低学年の部(7作品)
・戸板小3年髙田丞之介さん『ぼくのはを みがいてくれる 大きな手.』
・額小1年横地碧柊さん『まだかなぁ はみがきしてまつ おとなのは.』
・浅野町小2年浜田旺芽さん『はをみがけ 言われる前に みがくぼく』
・森山町小1年上之珠乃葉さん『むしばきん なかよくしないぞ しゃかしゃかしゃか』
・浅野町小1年米澤沙雪さん『はみがきで にこっとわらえる はにしよう』
・泉野小1年扇谷尋禾さん『スイカをね かじるとみえる はのかたち』
・夕日寺小3年森川颯士さん『仕上げには 食べかすかきだす 糸ようじ』
●小学生高学年の部(4作品)
・戸板小4年内堀智仁さん『わすれない 災害時こそ オーラルケア』
・浅野町小4年野村春仁さん『ハミガキを 忘れてみたよ コワイ夢』
・伏見台小5年田内茉結莉さん『またコロナ? 口腔ケアで 免疫アップ』
・西小4年榊原妃菜子さん『ねる前に 歯ブラシ フロス フッ素うがい』
●中学生の部(7作品)
・西南部中1年榮田翔さん『50年後 孫に見せたい 自分の歯』
・高尾台中1年石田涼人さん『生え変わる この歯と共に 生きていく』
・清泉中3年村中亜美さん『素敵だな あの子の笑顔 虫歯なし』
・西南部中2年末友那奈さん『マスクなし 自信がもてる キレイナ歯』
・森本中2年山本仁太さん『磨こうよ 輝くティースで 君ピース』
・森本中3年西田奏汰さん『よく嚙んで からだの健康 歯が命』
・兼六中2年北浦吏彩さん『目がいくの あの子の綺麗な 白い歯に』
の標語・俳句が大賞に選ばれました。
優秀賞には小学生低学年部門12人、小学生高学年部門13人、中学生部門12人が選ばれました。
【ミニテーマ部門】
ミニテーマ部門の『11/8いい歯の日』歯や口の健康にいい給食の献立を考えてみよう!では、
・西小2年松田珠美さん
・大徳小6年藤田稀子さん
・泉野小5年田中七海さん
・泉野小4年木戸李音さん
・高岡中3年竹村実香さん
・森本中1年染谷柚花さん
・森本中3年中村優羽さん
の7作品が大賞に選ばれました。
優秀賞には、児童・生徒7人が選ばれました。
【研究部門】
研究部門では、四十万小(4年)山口蒼太さんの『はならびをよくする食生活』が大賞に選ばれました。優秀賞には、児童4人が選ばれました。
企画部門では、先生方の知恵をしぼった熱心な保健指導と標語部門では、児童・生徒の素直な表現に感心致しました。ミニテーマ部門の「歯や口の健康にいい給食の献立を考えてみよう!」では、栄養バランス、嚙み応えのある食材を使った創意工夫の献立に驚きました。実際のレシピに基づいて作った献立の写真や絵を書いてある作品も数多くありました。特に大賞を受賞された作品は、実際に給食としても提案させて頂きたい作品でした。
研究部門では、歯だけでなく口腔領域全体そして虫歯予防への広がりも感じさせられました。今回もたくさんの応募を頂き、児童・生徒及び学校関係者の皆様に感謝申し上げます。
この事業を通してさらに予防意識の向上に努めたいと考えております。
また今年度の各部門の大賞作品は、石川県歯科医師会主催『いい歯の日 健口フェア』(11月10日)のコンクール作品展示コーナー(於:金沢港クルーズターミナル)にて展示致しました。
各部門の受賞校・受賞者は、次のとおりです。
表彰式は11月6日(水)企画部門の最優秀校に選ばれた金沢市立長町中学校芳斎分校で行われ、その模様と審査結果は11月7日(木)付の北國新聞に掲載されました。